こんにちは、PowerAppsにステ全振りのあんこ先生です。
いつもはアプリの作り方やコントロールの使い方を紹介しているブログやってます。
今回、初めてブログ外でPowerAppsのお話をする機会をいただきました。
座右の銘ではありませんが、何事も楽しんでいる時こそ最大限の力を発揮できると考えているあんこ先生です。
そこで、個人的に大好きなPlannerとコラボして、仕事を楽しくした事例を紹介しますね。
で、この記事を読まれているということは、PowerAppsを使ってなんらかの成果を出したいと考えているのではないでしょうか。
その期待に応えられるかわかりませんが、今回まとめた記事のやり方で成果は出せました。
かんたんにまとめると次のようなチームアプリを作ってあれこれ試してみたお話です。
サンプルなので数値関係は適当です。
本番データを公開したら会社ばれしちゃいますからね。
やや管理者向けの内容になりますが、最後までお付き合いください。
あ、今回アプリの作り方は紹介していませんのであしからず。
追々記事にまとめてみようとは考えています。
アプリで複数のプランを一元管理
楽しむための環境づくり①
仕事を楽しむにはどんな要件があるのか調べてみました。
某アンケート結果から、①良い仲間がいる ②人から感謝される ③成果が認められる といったものがありました。
マズローさんがよく言っているやつです。
社会的欲求と承認欲求を満たせば人はどんどん楽しくなっていきます。
ではそのために何をすればよいかですよね。
タスクをチームメンバーで共有する
弊社では個人で行うタスクはToDoや物理的な付箋で管理されていました。
別にそれが悪いわけじゃないんですが、これって他の人から見えないんですよね。
つまり他の人からは、そのタスクが存在しないんです。
何がおこるかというと、個人の裁量で手を抜いたりさぼることもできちゃうし、他の人は知らないので助けにも入れません。
上司も部下が何をしているのかわからないので、適正な評価のしようがありません。
これではチームの意味がありませんよね。
そこで、あんこ先生の限られた権限でToDo等の利用を禁止し、タスク管理はPlannerに一本化させました。
そして、チームメンバー1人に1つのプランをあてがい、全員で共有しました。
これでみんな丸裸です!
共有することで組織に所属しているという気持ちが高まり、社会的欲求も満たせますね。
PowerAppsの出番は?
Plannerは一度に1つのプランしか開けません。
チームメンバーのプランをひとつひとつ切り替えていくのはめんどくさいですよね。
そこで、チームメンバー全員のプランからタスクを引っこ抜いてくるアプリを作りました。
これで異なるプランにあるタスクを一覧表示することに成功しました。
一見難しそうですが、ギャラリーとコレクションを扱えれるならサクっと作れます。
もちろん見るだけではもったいないので、タスクの登録・修正・完了も行えるようにしています。
無ければ作ればいいんですよ。
インセンティブポイント制度の導入
楽しむための環境づくり②
仕事って1人でやっても楽しくないんですよね。
うまくできたら褒めてもらいたいし、忙しかったりつまづいていたら助けてもらいたいんです。
そして会社は個人ではなく組織として成果を出す集団なんです。
うまくできたら評価する、他の人を助けたことも評価する。
当たり前のことなんですが、なかなかできないんですよね。
ところが、それを可視化するだけで世界が変わるんです。
タスク完了でポイントを付与する
個人のプランごとにタスクを完了させた数を集計し、メンバーと共有しました。
とどのつまり、やったことの数値化です。
単純なことですが、これがチームメンバーのモチベーション向上につながりました。
タスクを登録してそれを完了するとポイントが増える、これが楽しいんです。
さらに助言がもらえたとか手伝ってもらえたときの感謝の気持ちを、他メンバーのプランにタスクとして送るんです。
すると相手もポイントが増えるので、楽しさが連鎖していきます。
あんこ先生も楽しくなってきました。
最初は数値だけだったんですが、LV制度やユーザー画像のビジュアルを変化させたりと遊び心を加えていきました。
みんな楽しくてハッピーですね!
PowerAppsの出番は?
完了したタスク数はPercentCompleteを100で絞り込めば容易に集計できます。
しかし、コネクタの制限で1プラン最新400件までのタスクしか抜き取れません。
そのため、個人ごとにプランを分けてます。
これでも半期持たないことありますけどね・・・
そして、タスクを登録する機能を使って、他メンバーのプランにありがとうタスクを送れるようにしました。
受け取ったメンバーがそれを完了させるとポイントが増えますね。
ポイントが一定数を超えるとLVが上がるようにします。
必要ポイントテーブルはアプリにコレクションとして埋め込んでます。
アプリ上のLV数値やビジュアル変化は変数やVisibleを使えばできますね。
イラストやが大活躍です。
デイリーミッションでもっと楽しく
楽しむための環境づくり③
ひとつ問題がありました。
そう、アプリを開いてくれない問題です。
Teamsに登録して開きやすい環境にしていたんですけどね。
アプリを開かない=今日のタスクを確認していないってことなんです。
ここは2つの対策で乗り越えました。
ポイント付与の期限設定
チェックリストもそうですが、慣れてくるとまとめて完了させちゃうんです。
これではタスク管理の意味合いが薄れます。
そこで、ポイント付与にタスクの期限までに完了したものという設定を追加しました。
これが効果てきめん!みんなポイント増えるの好きなんですね。
でも、そこで終わらないのがあんこ先生です。
胸張って業務時間中にアプリいじりたいですからね。
デイリーミッション!?
ソシャゲっぽくデイリーミッションを与えてみることにしました。
石集めみたいな感じで、持続力にもつながりますね。
内容は図の通りで、5S活動とコミュニケーションに特化したかんたんな内容にしています。
これに時間を取られては本末転倒ですからね。
また、ミッションを理由に「今日だれか褒めないと」とか「よかったことを発信しないと」といった外からの動機が生まれます。
上司として、目の届かないところで起きてるポジティブな活動も把握できますね。
連続ログインボーナスも作ったら楽しそうです。
PowerAppsの出番は?
意外なことにPlannerって期限超過を区別せず完了は一括りにしちゃうんですよね。
これでは期限超過したかわかりませんよね。
でもこれアプリなら簡単です。
completeDateTime(完了日)とdueDateTime(期限)で比較すればできちゃいます。
厳密にはタイムゾーンのズレも考慮しないとダメですけどね。
そしてこれ、人事評価にも客観的な数値として使えるんですよ。
適当なタイミングでCSVに落とせば、Excelで加工できちゃいます。
あなたの期限内達成率はこうだからこう評価したよって胸張って言えます。
一方、デイリーミッションについては難儀しました。
なるべくSharePointリストは使いたくないという謎縛りを設けたからです。
最終的にはPlannerのタスクで管理することにしました。
まず起動時にデイリーミッションが登録済みかどうか判定し、なければ登録、あれば何もしないとしました。
また、期限が前日以前の場合、未完了ならタスクを削除するという処理も追加しています。
どのミッションが選ばれるかは完全均等ランダムです。
ちょっと手間はかかりますが、RandBetween関数を使えば項目ごとに比率は変えられそうです。
このあたり記事にまとめてみたいですね。
仕事をめちゃくちゃ楽しくする話のまとめ
3点ほど紹介しましたが、いかがでしたか?
PlannerとPowerAppsの相性って抜群にいいと思うんです。
Plannerは豊富な情報を持っていて、足りない機能はPowerAppsでかんたんに作れますからね。
というかPlannerはもっと評価されるべき!ToDoは吸収されるべき!(個人的な意見です)
そんなこんなで、仕事を楽しくするとなにかと幸せになれますよ。
アプリ作ってたら自分が楽しいし、形にできたらメンバーも楽しいのでwin-winの関係ですね。
チーム全体での獲得ポイントが一定値を超えると、身銭切ってご当地スイーツを手配してました。
多少コストはかかりますが、ご褒美があるとさらに楽しくなりますよね。
ぜひ職場に導入していただきたいお話でした。おしまい。
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